わたしのキオクdiary

幼少期から現在に至るまで

 

私の母

 

私のキオクの中では

 

常に厳しかった

 

常に誰かと比べられていた

 

早く自立したかった

 

 

この、自分の家族から早く離れたかった

 

 

母は父の代わりに働き一生懸命だった

 

母の帰りを待ちわびてた

『女の子なんやから、手伝うのは当たり前!』

って言われたけど、何を手伝うかも教えてくれない、手伝わなければ、ただ苛立ちをぶつけられた

 

 

私は金銭感覚がなく

貰ったお小遣いを1日で使ってしまうような子どもだった

 

ある日

母のタンスを開けると大きな財布が入ってて

中を開けると、何十枚もの一万円札が入っていた…

 

お金無いっていつもいつも言ってるのにいっぱいある!一枚だけならバレないだろう

 

と子ども心の安易な行動に出てしまった

 

すぐに母に見つかり

たくさんいる兄弟の中で

真っ先私がに疑われた

 

おまえが盗んだんだろう!

早く盗んだお金を返せ!

 

と、理由も聞かずに真っ先に私を怒鳴り散らしながら…

 

知らん!私じゃない!

って咄嗟に嘘をつく

私のことを犯人と決めつけた

 

そのうち激怒した母は

部屋を掃除するほうきを持ち出し

私を思い切り叩いた、何度も…

 

こんな事されるなら、絶対私が盗ったなんて言うもんか!

 

母を睨めつけ

私、盗ってない!

と言うと、また、ほうきで叩かれた…

 

母の母は…鬼の形相そのものだった…

 

 

やっぱり母は私のことが憎いんだ!

信じてもらえない、本当は私が悪いけれど

最初から信じてもらえない悲しさ、叩かれた身体の痛さに、心が悲鳴を上げた…

 

 

そのとき

父がもう、やめてやれ

女の子を叩くなんてやめろ

と助けてくれた

 

 

普段、私は父が大嫌いだった

嫌いオーラを放って、父を寄せつけなかったが

父は庇ってくれた…

 

これで両親から体罰を受けていたら

それはもう地獄だったに違いない…

 

父に感謝した

 

 

反抗的な私が憎かったんだろう

家の手伝いをしない私が嫌いだったのだろう

 

 

この後、2、3日

母に口を利いてもらえなかった…

 

 

自分の部屋から出たくなかった

家族でテレビを観て笑っている声を聞くのが嫌だった

うるさい!うるさい!

大声で怒鳴りたかった

母のように…

 

イライラをぶつけられると

相手が自分より立場が上だと捻じ込まれてしまうため、イライラを母にはぶつけられなかった

 

日々私の心は荒んでいった…

 

 

早く大人になって、働いてお金稼いで自立する、都会で生活する

 

 

が唯一の私の目標になった

 

早く家族と離れるために…