わたしのキオクdiary

幼少期から現在に至るまで

こいぬ

 

小さい頃は犬が怖くて

自分より大きい犬に吠えられたり、飛びつかれたりして恐怖のあまり泣き叫んでいたなぁ…

 

 

私が小学校の時

住んでた町には野良犬がたくさんおり、当然その野良犬が子犬を産んでその辺を走り回っているのが日常だった…

 

 

学校の帰りにその子犬たちに囲まれて恐怖に慄きながら走って泣きながら家に帰った…

 

今思うと…子犬たちは遊んでー!遊んでー!って戯れてきてたんだとわかるが…

 

当時は噛まれるんじゃないかと怖かった…

 

 

今でもはっきりと覚えている

 

 

小学校4年の時に

友だちの飼っていた犬が子犬を産んだから見にくる?って言うので最初は怖いから嫌だと断っていたが

 

 

産まれたばかりだから怖くないよ

って言うから見に行った私

 

 

 

真っ白で目も開いてなくて…

温かくて…壊れそうで…

 

 

とても…とても愛おしい…

 

そんな存在だった…

 

 

私は子犬を友だちから譲ってもらう事にした

 

 

 

こんなに可愛い子犬、お母ちゃんもきっと喜んでくれるはず

 

 

 

タオルに包んでそっと抱っこして

家に連れ帰った…

 

家にいる父に子犬を見せると

かわいらしい子犬やなー

まだ目も開いてないなー

 

って…

2人でどうやってミルクをあげるとか育てることを話し合っていた…

 

 

仕事から帰って来た母が

 

 

子犬を見るなり…

表情が激変した…

こんな犬拾ってきて!どうするんや!!

 

友だちにもらってきたことを説明し

かわいいやろ?

 

 

って言った後…

 

 

 

返してこい!こんな犬飼えない!人間食べるのにも必死やのに!返してこい!

 

 

って

ヒステリックに怒鳴る母…

 

 

その姿を見た父が私を庇ったくれ

いろいろと母に言ってくれたが…

 

 

火に油を注ぐ状態になり…

大喧嘩が始まってしまった…

 

 

こんなかわいい存在を捨てるなんて

絶対に出来ない…

 

 

子犬を抱きしめ…母に言われたこと…

泣きながら…泣きながら…

考えても、考えても…どうしても納得できなかった…

 

 

こんなに小さい存在を…捨ててしまうの…?

死んでしまう…

 

 

私の心と子犬の存在がリンクして…

悲しくて…悲しくて…

 

認めて欲しくて…でも認めてもらえない…

 

 

小さな存在、命があるのに…

 

 

 

この日から毎日毎日

母に嫌味を言われながら耐えていた…

 

 

 

でも小学生の私に何が出来るのだろう?

 

 

 

結局は…

小さな段ボール箱に子犬を入れて

飼ってもらえそうな大きな家の前に…

置いてきた…

 

 

この時の辛さ、悲しさ…哀しさ…

今でも忘れない…

 

 

ごめんね…ごめんね…

 

 

ごめんね…

 

 

私の小さなシロ…

 

 

 

私の心と小さいシロは同じで

 

とてもか弱くて…

 

 

だから…必死で守ってあげたくて…

 

 

でも守ってあげれなかった…

 

 

 

ごめんね…

 

 

 

あの頃の私と

小さな子犬シロは同じ存在だった…

 

 

 

何日も泣いた…

 

 

 

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